<イタリアの朝>
カプチーノと本場のあつあつパニーニ
今日は「モンタルチーノ」へ。 ホテルで朝食を済ませ、シエナ駅までの道をゆっくりと下る。
昨日は駅からシエナの街中までバスに乗ったが、今日はスーツケースもないので 2人で手をつなぎ、朝のイタリアの風景を楽しみながら
駅までの道をゆっくりと歩いた。
駅構内でバスの切符を購入し、バスが来るまでの待ち時間、構内にある「コーヒーショップ」でカプチーノとパニーニを注文。
ショーケースに入っているパニーニを選ぶと、大きなグリラーに挟んで 両面をアツアツのパリパリにしてくれる。
中のチーズがとろけてとっても美味くなるのだ。 そしてエスプレッソはイタリアの本格的なマシンで淹れてくれる。
「カチャッ、カチャカチャッ」「カンッ、カンッ、カンッ」という音。
エスプレッソを淹れる音だ。 シェフが懐かしそうに聞くその音を、私は初めて聞いた。
シェフは、エスプレッソマシンとパニーニグリラーの良さを熱く語る。
そして、「高いしなー」「置く場所ないしなー」「でも欲しいなー」・・・。いつか買えるといいですね。
(帰国後、小さいけれどパニーニグリラーは買うことになり、 パリパリにグリルすることによって、
よりイタリアに近くなったイルグラッポロのパニーニは、 以前より格段に美味しさがアップし、
大好評の一品になった)
パニーニとカプチーノをゆっくり時間をかけて食べながら、 ホテルの朝食バイキングでは味わえない”本場イタリアの朝”を感じた。
昨日は駅からシエナの街中までバスに乗ったが、今日はスーツケースもないので 2人で手をつなぎ、朝のイタリアの風景を楽しみながら
駅までの道をゆっくりと歩いた。
駅構内でバスの切符を購入し、バスが来るまでの待ち時間、構内にある「コーヒーショップ」でカプチーノとパニーニを注文。
ショーケースに入っているパニーニを選ぶと、大きなグリラーに挟んで 両面をアツアツのパリパリにしてくれる。
中のチーズがとろけてとっても美味くなるのだ。 そしてエスプレッソはイタリアの本格的なマシンで淹れてくれる。
「カチャッ、カチャカチャッ」「カンッ、カンッ、カンッ」という音。
エスプレッソを淹れる音だ。 シェフが懐かしそうに聞くその音を、私は初めて聞いた。
シェフは、エスプレッソマシンとパニーニグリラーの良さを熱く語る。
そして、「高いしなー」「置く場所ないしなー」「でも欲しいなー」・・・。いつか買えるといいですね。
(帰国後、小さいけれどパニーニグリラーは買うことになり、 パリパリにグリルすることによって、
よりイタリアに近くなったイルグラッポロのパニーニは、 以前より格段に美味しさがアップし、
大好評の一品になった)
パニーニとカプチーノをゆっくり時間をかけて食べながら、 ホテルの朝食バイキングでは味わえない”本場イタリアの朝”を感じた。
<モンタルチーノへ>
予定の時間を過ぎ、私達をソワソワさせていたバスが、滑り込むようにバス停に到着した。
結構遠くにいた人達も、バスが到着した途端に群がるようにバスに寄ってくる。 「みんな同じバスを待ってたんだなぁ~。」と思いながら、
バスの写真を撮っていたら、 ちょっと出遅れてしまった・・。
「座席は見晴らしのいい一番前に座るよ!!」とシェフに言われていたのに、結局前から2番目になってしまったが、それでもなかなか見晴らしのいい席に座ることが出来た。
これから1時間と少し、バスの旅。
車窓は、レンガ色の街並みから高速を走り、だんだんと糸杉が立ち並ぶトスカーナの田園風景に変わり、バスは結構なスピードで飛ばす・・。
田園風景は、本当に絵を観ているようで、見渡す限り絵葉書のようで、空の青と雲の白に、糸杉と草原の緑がとっても栄える。
しばらくこの景色に感動し、バスの窓越しから写真を沢山撮りながら、いつかこの草原を歩いてみたいと思った。
<エノテカ(酒屋)>
田園風景のその先の、小高い丘の上に「モンタルチーノ」の街がある。
街と言うより”村”と言った方がよさそうだ。 田舎独特のゆっくりとした時間が流れている。
どこへ行ってもやっぱり田舎はいい。イタリアでもそれは同じだった。
街の風景を楽しみながらゆっくりと散策し、シェフに連れられてまずは「城塞」へと向かう。
「城塞」は街が一望できるような丘の頂上に造られた、古いお城のような石積みの建造物で、5つの塔を石壁で結んだ5角形の形になっている。
この塔の内部には古城をそのまま使った石造りのエノテカ(酒屋)があり、沢山のワインが壁一面に、所狭しと並べられている。
沢山のワインを前に、シェフは無言で歩きまわる。とても集中していて、目が真剣だ。
シェフが「聖地」と呼ぶこの場所の凄さが私にはイマイチ分からず、
「見てぇ。このワイン1000ユーロもするよ~」とか「見てぇ。このワインめっちゃでかいよ~、マグナムだってぇ~」
という別の興味でワインを眺めては話しかけると、「そうだね~」とか「スゴイね~」と、初めのうちは相手をしてくれていたけれど、 しばらくすると必死の形相で「お願いっ、10分だけ頂戴!!」と言い、沢山のワインの中に私を一人、放置。
しばらくの間、ワインの中をグルグルと歩き回りながら、シェフの”ワインへの熱い情熱”を、一人寂しく感じた。
街と言うより”村”と言った方がよさそうだ。 田舎独特のゆっくりとした時間が流れている。
どこへ行ってもやっぱり田舎はいい。イタリアでもそれは同じだった。
街の風景を楽しみながらゆっくりと散策し、シェフに連れられてまずは「城塞」へと向かう。
「城塞」は街が一望できるような丘の頂上に造られた、古いお城のような石積みの建造物で、5つの塔を石壁で結んだ5角形の形になっている。
この塔の内部には古城をそのまま使った石造りのエノテカ(酒屋)があり、沢山のワインが壁一面に、所狭しと並べられている。
沢山のワインを前に、シェフは無言で歩きまわる。とても集中していて、目が真剣だ。
シェフが「聖地」と呼ぶこの場所の凄さが私にはイマイチ分からず、
「見てぇ。このワイン1000ユーロもするよ~」とか「見てぇ。このワインめっちゃでかいよ~、マグナムだってぇ~」
という別の興味でワインを眺めては話しかけると、「そうだね~」とか「スゴイね~」と、初めのうちは相手をしてくれていたけれど、 しばらくすると必死の形相で「お願いっ、10分だけ頂戴!!」と言い、沢山のワインの中に私を一人、放置。
しばらくの間、ワインの中をグルグルと歩き回りながら、シェフの”ワインへの熱い情熱”を、一人寂しく感じた。
<絶 景>
ワインを購入するころにはシェフの興奮も冷め、落ち着いた様子。
落ち着いたところで早速、2人でエノテカの中にある階段から城壁に登る。
城塞の上からは、モンタルチーノの街が一望できる。 そして、街は小高い丘の上にあるので、遠く広がるオルチャ渓谷を、全て見渡すことが出来る。 まるで雲の上から地上を眺めているよう。今日が晴天で本当に良かった。
この素晴らしい景観を、今も守り続けているイタリアに感謝。 そして、この地に連れてきてくれたシェフに感謝。
「私は夢を見ているようです、本当にありがとう。」
この景色を自分の目で見て、体で感じることが出来てとっても幸せです。
「いつか必ずまた来る!!」と誓う。
本当のイタリアと絶景を感じたい方に、「イタリアの田舎」をお勧めしたい!。
落ち着いたところで早速、2人でエノテカの中にある階段から城壁に登る。
城塞の上からは、モンタルチーノの街が一望できる。 そして、街は小高い丘の上にあるので、遠く広がるオルチャ渓谷を、全て見渡すことが出来る。 まるで雲の上から地上を眺めているよう。今日が晴天で本当に良かった。
この素晴らしい景観を、今も守り続けているイタリアに感謝。 そして、この地に連れてきてくれたシェフに感謝。
「私は夢を見ているようです、本当にありがとう。」
この景色を自分の目で見て、体で感じることが出来てとっても幸せです。
「いつか必ずまた来る!!」と誓う。
本当のイタリアと絶景を感じたい方に、「イタリアの田舎」をお勧めしたい!。
<モンタルチーノでのランチ>
城壁から絶景に感動し、お腹が一杯!
とは言え、2人とも本当の空腹には勝てず、城壁から下ってすぐのオステリアでランチをすることに。
入口は小さかったが、中に入ると細長い店が奥まで続き、結構な広さ。小さな1席を残して満席だった。
そして外からは全く感じられなかった、食事を楽しむ地元民の活気で溢れていた。
狭く広い店内を、颯爽と給仕する”本場のカメリエーラ”に残りの1席に案内してもらい、手際良くメニューを
渡される。接客の勉強になる。
フィレンツェでのランチもそうだったが、イタリアのカメリエーレ(男性)もカメリエーラ(女性)も、身のこなしが軽く、
実に颯爽としている。
見ていてとて楽しい。イタリアに来たら、食事だけでなく接客にも注目し、見て楽しんでほしい。
軽い身のこなしで接客をするカメリエーラさんを遠目に見ながら、シェフにメニューを決めてもらう。
ILGRAPPOLOでも自家製を出している、トスカーナ名物パスタ”ピチ”
そしてもう一品は”トリッパ(牛の胃)”そしてなんと”初のうさぎ料理~!!”
フィレンツェの市場で見た、あのうさぎのお肉が料理となってやってくる。今回の旅ではイタリアならではの食材ばかり。
いつも初体験!とってもワクワクする!
トスカーナの伝統パスタ”ピチ”は、うどんのような太さが特徴で、一本づつ手でのばして作る。
ILGRAPPOLOでも同じ作り方をしているが、手でのばしているので凹凸が出来る。その凹凸にソースが絡まって、
モチモチしていてとっても美味しい。
(ピチが出てきて、あまりに美味しそうだったので、写真を撮るのを忘れて混ぜてしまった・・。)
モチモチのピチはしし肉たっぷりのしっかりしたソースに絡まっていて、ん~美味しい! 2人で半分づつのはずが・・。
勢いよく、沢山食べてしまった。
トリッパはサフランで煮込んであって、綺麗な黄色をしている。ILGRAPPOLOのトリッパよりも、少し臭みがある分、
私には少し苦手かな。当然、シェフはモリモリ美味しそうに食べている。
うさぎは山盛りで、濃い味付けで焼かれていて、オリーブオイルがたっぷりかけられている。下の黄緑色は、お皿の色ではなくて、
”とてもいい香りのするオリーブオイル”。質の良いオリーブオイルは、たっぷりかけて食べるととってもおいしい!。
ILGRAPPOLOで働くまでは、質の良いオリーブオイルが、綺麗な黄緑色をしていることも、いい香りがすることも、
美味しいことも知らなかった。なんだか人生、得した気分だ。
細い骨が付いたお肉は、パサつくこともなく、しっとりとしていて鶏肉に近い。ん~美味しい!!半分づつなのに、
また勢いよく、沢山食べてしまった。
最後にデザート”ズッパイングレーゼ”を頂き、もう大満足のランチだった。イタリア料理ってやっぱり美味しい!!
とは言え、2人とも本当の空腹には勝てず、城壁から下ってすぐのオステリアでランチをすることに。
入口は小さかったが、中に入ると細長い店が奥まで続き、結構な広さ。小さな1席を残して満席だった。
そして外からは全く感じられなかった、食事を楽しむ地元民の活気で溢れていた。
狭く広い店内を、颯爽と給仕する”本場のカメリエーラ”に残りの1席に案内してもらい、手際良くメニューを
渡される。接客の勉強になる。
フィレンツェでのランチもそうだったが、イタリアのカメリエーレ(男性)もカメリエーラ(女性)も、身のこなしが軽く、
実に颯爽としている。
見ていてとて楽しい。イタリアに来たら、食事だけでなく接客にも注目し、見て楽しんでほしい。
軽い身のこなしで接客をするカメリエーラさんを遠目に見ながら、シェフにメニューを決めてもらう。
ILGRAPPOLOでも自家製を出している、トスカーナ名物パスタ”ピチ”
そしてもう一品は”トリッパ(牛の胃)”そしてなんと”初のうさぎ料理~!!”
フィレンツェの市場で見た、あのうさぎのお肉が料理となってやってくる。今回の旅ではイタリアならではの食材ばかり。
いつも初体験!とってもワクワクする!
トスカーナの伝統パスタ”ピチ”は、うどんのような太さが特徴で、一本づつ手でのばして作る。
ILGRAPPOLOでも同じ作り方をしているが、手でのばしているので凹凸が出来る。その凹凸にソースが絡まって、
モチモチしていてとっても美味しい。
(ピチが出てきて、あまりに美味しそうだったので、写真を撮るのを忘れて混ぜてしまった・・。)
モチモチのピチはしし肉たっぷりのしっかりしたソースに絡まっていて、ん~美味しい! 2人で半分づつのはずが・・。
勢いよく、沢山食べてしまった。
トリッパはサフランで煮込んであって、綺麗な黄色をしている。ILGRAPPOLOのトリッパよりも、少し臭みがある分、
私には少し苦手かな。当然、シェフはモリモリ美味しそうに食べている。
うさぎは山盛りで、濃い味付けで焼かれていて、オリーブオイルがたっぷりかけられている。下の黄緑色は、お皿の色ではなくて、
”とてもいい香りのするオリーブオイル”。質の良いオリーブオイルは、たっぷりかけて食べるととってもおいしい!。
ILGRAPPOLOで働くまでは、質の良いオリーブオイルが、綺麗な黄緑色をしていることも、いい香りがすることも、
美味しいことも知らなかった。なんだか人生、得した気分だ。
細い骨が付いたお肉は、パサつくこともなく、しっとりとしていて鶏肉に近い。ん~美味しい!!半分づつなのに、
また勢いよく、沢山食べてしまった。
最後にデザート”ズッパイングレーゼ”を頂き、もう大満足のランチだった。イタリア料理ってやっぱり美味しい!!
<がんばれ日本!>
レジ下のカウンターには、張り紙がいくつかあり、イタリア語なのでまったくわからないけど、その中に目をひくポスターを発見。 ”日本語だ!”
こんな田舎に日本語の文字が・・と思い、近づいてみると「がんばれ日本!」と書いてある。
内容はよくわからないが、1ヶ月前の東日本大震災の為に募金をお願いする為のポスターだという
ことは、私にもわかった。思わず駆け寄り、カメリエーラに「写真を撮らせてほしい」というような
手振りをして写真を撮った。
こんな時の為に練習した「写真を撮ってもいいですか?」のイタリア語だが、もちろん
すぐに出てくるはずもない。使えずのイタリア語に、後悔することさえ忘れてしまっていた。
何回も言うが、こんな田舎で。
フィレンツェからバスで1時間のシエナ。そこからさらにバスで1時間の、ここモンタルチーノ。
小さなレストランで日本を応援してくれるポスターが貼られている。
嬉しくもあり、同じ日本人として小さな募金で満足していた自分に恥ずかしくもあり、
少し複雑な気分になった。
こんな田舎に日本語の文字が・・と思い、近づいてみると「がんばれ日本!」と書いてある。
内容はよくわからないが、1ヶ月前の東日本大震災の為に募金をお願いする為のポスターだという
ことは、私にもわかった。思わず駆け寄り、カメリエーラに「写真を撮らせてほしい」というような
手振りをして写真を撮った。
こんな時の為に練習した「写真を撮ってもいいですか?」のイタリア語だが、もちろん
すぐに出てくるはずもない。使えずのイタリア語に、後悔することさえ忘れてしまっていた。
何回も言うが、こんな田舎で。
フィレンツェからバスで1時間のシエナ。そこからさらにバスで1時間の、ここモンタルチーノ。
小さなレストランで日本を応援してくれるポスターが貼られている。
嬉しくもあり、同じ日本人として小さな募金で満足していた自分に恥ずかしくもあり、
少し複雑な気分になった。
<お買い物>
葡萄がいっぱいの大皿
っくりとした時間の流れる、静かな街を二人でゆったりと歩く。
私には新鮮で、シェフには懐かしい。
「この店で以前にワイングラスを買ったよ!」、「ここでご飯食べたよ!」と
歩きながら昔の話をしてくれる。
毎日忙しく働いているシェフと、私は休みの日が合わない。
このゆったりとした時間は貴重で、最も幸せを感じる瞬間に思う。
この先、いろんなことがあるだろうが、こんな時間を最高の瞬間だと
感じられる夫婦でいたい。
そんなことを考えながら街を散策していると、
シェフがとっても興奮するお店を見つける。
「こんな所に新しいお店ができてる~!!」
シェフがお気に入りの絵柄が特徴的な陶器が並ぶお店だ。
ILGRAPPOLOでエスプレッソを注文すると、この絵柄の入った可愛らしいエスプレッソカップで出される。エスプレッソカップは何種類かあるが、私も気に入っているのでエスプレッソの注文が入るとついつい、このカップに手を伸ばしてしまう。
お店全体がこの絵柄、そしてマグカップ・時計・調味料入れ等々・・ありすぎて困るほど。かなりの時間、ここでたくさんの買い物をした。
直径60センチ越えのこの大皿。
ILGRAPPOLOの名前の由来でもある、大好きな葡萄が一面に描かれていてお店に
ぴったりだ!!。 とっても欲しいが、とにかくでかい。でかすぎる・・。
スーツケースには入るはずもなく。イタリアから送ったら、割れているか荷物ごと行方不明だ。
泣く泣く、あきらめるがシェフは最後まで買って帰りそうな勢いだった。
私は支払いの時、店員さんに「クレジットカードは使えますか?」というイタリア語を使ってみた。
(ポッソ・パガーレ・コン・ラ・カルタディクレディト?)爽やかに「シ!」(もちろん!)と言ってもらえた。
覚えた言葉を使える機会があると、とっても嬉しい。
イタリア語を使うと、通じてとっても嬉しいが、そのあと話せると思われて、会話を続けられると大変で、とっても”危険”な行為でもある。
しかし、もしそうなってしまっても、後ろで嬉しそうに見ているシェフの陰に隠れれば、私のピンチは頼もしいシェフによって救われるので安心だ。
私には新鮮で、シェフには懐かしい。
「この店で以前にワイングラスを買ったよ!」、「ここでご飯食べたよ!」と
歩きながら昔の話をしてくれる。
毎日忙しく働いているシェフと、私は休みの日が合わない。
このゆったりとした時間は貴重で、最も幸せを感じる瞬間に思う。
この先、いろんなことがあるだろうが、こんな時間を最高の瞬間だと
感じられる夫婦でいたい。
そんなことを考えながら街を散策していると、
シェフがとっても興奮するお店を見つける。
「こんな所に新しいお店ができてる~!!」
シェフがお気に入りの絵柄が特徴的な陶器が並ぶお店だ。
ILGRAPPOLOでエスプレッソを注文すると、この絵柄の入った可愛らしいエスプレッソカップで出される。エスプレッソカップは何種類かあるが、私も気に入っているのでエスプレッソの注文が入るとついつい、このカップに手を伸ばしてしまう。
お店全体がこの絵柄、そしてマグカップ・時計・調味料入れ等々・・ありすぎて困るほど。かなりの時間、ここでたくさんの買い物をした。
直径60センチ越えのこの大皿。
ILGRAPPOLOの名前の由来でもある、大好きな葡萄が一面に描かれていてお店に
ぴったりだ!!。 とっても欲しいが、とにかくでかい。でかすぎる・・。
スーツケースには入るはずもなく。イタリアから送ったら、割れているか荷物ごと行方不明だ。
泣く泣く、あきらめるがシェフは最後まで買って帰りそうな勢いだった。
私は支払いの時、店員さんに「クレジットカードは使えますか?」というイタリア語を使ってみた。
(ポッソ・パガーレ・コン・ラ・カルタディクレディト?)爽やかに「シ!」(もちろん!)と言ってもらえた。
覚えた言葉を使える機会があると、とっても嬉しい。
イタリア語を使うと、通じてとっても嬉しいが、そのあと話せると思われて、会話を続けられると大変で、とっても”危険”な行為でもある。
しかし、もしそうなってしまっても、後ろで嬉しそうに見ているシェフの陰に隠れれば、私のピンチは頼もしいシェフによって救われるので安心だ。
<カンティーナへ>
イタリアは表札もカワイイ
モンタルチーノ市役所を見て、その後はシェフの”ワインへの熱い情熱!”の時間だ。
IL MARRONETO(イルマロネット)さんという人の、カンティーナ(お酒を造る蔵)へ向かう。
ILGRAPPOLOのワインリストにもある。シェフおすすめのワインを造っている醸造所だ。
街外れの急な坂を、ずーーっと下った所にある。
シェフは友人の家に来たかのように、スタスタと中に入っていき、家の写真を撮ったり、
葡萄畑の写真を撮ったり、まるで子供の様。作業場の様な所に入っていき、中で作業している
人といろいろ話している。
マロネットさんとは、9年前に蔵を見学させてもらったということで、出発前から会えるのを
楽しみにしていたのだけれど、残念ながら1時間前に出かけてしまったらしいとのこと。
私たちも行く予定なっている、ヴェローナという町で開催される「ヴィニタリー」というワインの博覧会に、出店の準備に出発したそうだ。
シェフはとっても残念そう。しかし、ヴィニタリーにマロネットさんも出店することを知って、期待が高まっているようだった。
IL MARRONETO(イルマロネット)さんという人の、カンティーナ(お酒を造る蔵)へ向かう。
ILGRAPPOLOのワインリストにもある。シェフおすすめのワインを造っている醸造所だ。
街外れの急な坂を、ずーーっと下った所にある。
シェフは友人の家に来たかのように、スタスタと中に入っていき、家の写真を撮ったり、
葡萄畑の写真を撮ったり、まるで子供の様。作業場の様な所に入っていき、中で作業している
人といろいろ話している。
マロネットさんとは、9年前に蔵を見学させてもらったということで、出発前から会えるのを
楽しみにしていたのだけれど、残念ながら1時間前に出かけてしまったらしいとのこと。
私たちも行く予定なっている、ヴェローナという町で開催される「ヴィニタリー」というワインの博覧会に、出店の準備に出発したそうだ。
シェフはとっても残念そう。しかし、ヴィニタリーにマロネットさんも出店することを知って、期待が高まっているようだった。
<シエナへの帰路>
帰り道の上り坂、結構きつい。
カンティーナの見学も終わり、帰り道の上り坂を一生懸命上がっている途中、シエナ行きのバスの時間が過ぎていることに気づく。「乗り遅れたー」
バス停まで行って、時間を確認したら、次は3時間後・・。
「個人旅行ってこんなもんだよ!自分も昔、ここで何時間もバスを待ったよ!」とシェフは言う。
私は、ディープな場所への旅行の経験はあるが、ガイドさん付きなので、2人だけの個人旅行は
初めてだけれど、こんな性格なので「まぁ、いいや」と思う。のんびり3時間待つことにする。
街を散策し、ひっそりとした教会に立ち寄ってみたり、トイレに立ち寄るためバールでジュースを
飲んだり、お菓子屋さんに立ち寄ってみたりしたが、なかなか3時間という時間は縮まらない。
ほとんどの時間を、バス停の見える向かいの公園のベンチで過ごした。のんびりと、
いろんな話をしながら。
日が落ちたころ、バスがやってきた。運転手に行先を確認して乗り込む。
バスに乗れたことで安心し、2人ともすぐに眠り込んでしまい、終点のシエナ駅で運転手さんに
起こされた。
あたりはもう真っ暗で、歩く気力もない。
シエナ市街に行くバスのチケットをタバッキ(雑貨屋)で聞くが、店員さんが
「おしゃべりのじゃますんな!」
みたいな態度でよく解らず、とりあえずバスの乗り場まで行ってみると小さな自動販売機があった。
シェフは、買ったことがないからよく解らないというが、これから歩くのはつらい。
私には、これが切符の自動販売機なのかもよく解らなかったが、とりあえず1ユーロと書いてあるようなので、1ユーロ硬貨を2枚入れてみた。
すると、取り出し口のようなものが急にバンッっと開き、中にチケットが2枚。ぼーっと見ていると、シェフが「早くとって!!」と言うので、
慌てて取ると同時に勢いよくバシャンッと蓋が閉まった・・。なんという恐ろしい自動販売機。
とりあえずやってみた自販機で、奇跡的にチケットを購入し、そのあとすぐに来たバスに、行先も確認せずに飛び乗ったが、
シエナ市街行きだったらしく、無事に見慣れた景色に到着することができた。疲れ切った2人は、そのままホテルで眠り込んだ。
ただの自動販売機で、”恐ろしいイタリア”を感じた夜だったが、後から思えば初めて自販機が体験できて、とっても興奮した夜だった。
バス停まで行って、時間を確認したら、次は3時間後・・。
「個人旅行ってこんなもんだよ!自分も昔、ここで何時間もバスを待ったよ!」とシェフは言う。
私は、ディープな場所への旅行の経験はあるが、ガイドさん付きなので、2人だけの個人旅行は
初めてだけれど、こんな性格なので「まぁ、いいや」と思う。のんびり3時間待つことにする。
街を散策し、ひっそりとした教会に立ち寄ってみたり、トイレに立ち寄るためバールでジュースを
飲んだり、お菓子屋さんに立ち寄ってみたりしたが、なかなか3時間という時間は縮まらない。
ほとんどの時間を、バス停の見える向かいの公園のベンチで過ごした。のんびりと、
いろんな話をしながら。
日が落ちたころ、バスがやってきた。運転手に行先を確認して乗り込む。
バスに乗れたことで安心し、2人ともすぐに眠り込んでしまい、終点のシエナ駅で運転手さんに
起こされた。
あたりはもう真っ暗で、歩く気力もない。
シエナ市街に行くバスのチケットをタバッキ(雑貨屋)で聞くが、店員さんが
「おしゃべりのじゃますんな!」
みたいな態度でよく解らず、とりあえずバスの乗り場まで行ってみると小さな自動販売機があった。
シェフは、買ったことがないからよく解らないというが、これから歩くのはつらい。
私には、これが切符の自動販売機なのかもよく解らなかったが、とりあえず1ユーロと書いてあるようなので、1ユーロ硬貨を2枚入れてみた。
すると、取り出し口のようなものが急にバンッっと開き、中にチケットが2枚。ぼーっと見ていると、シェフが「早くとって!!」と言うので、
慌てて取ると同時に勢いよくバシャンッと蓋が閉まった・・。なんという恐ろしい自動販売機。
とりあえずやってみた自販機で、奇跡的にチケットを購入し、そのあとすぐに来たバスに、行先も確認せずに飛び乗ったが、
シエナ市街行きだったらしく、無事に見慣れた景色に到着することができた。疲れ切った2人は、そのままホテルで眠り込んだ。
ただの自動販売機で、”恐ろしいイタリア”を感じた夜だったが、後から思えば初めて自販機が体験できて、とっても興奮した夜だった。
<郵便局>
朝、サンジミニャーノへのバス停へ向かう途中に郵便局へ連れてきてもらった。
母宛に書いた手紙を出したかったからだ。
大きな郵便局で床は大理石だし、柱もアーチになっていて、まるで教会の様。趣があってとってもいい。しかし、中身は結構近代的で、日本のように番号札を取って、順番を待つ。
イタリアのカワイイ記念切手が欲しくて、シェフに聞いてもらったけど、郵便局の職員さんも”記念”切手がよく解らず、断念する。
帰国後、母はイタリアからの手紙だと言ってとっても喜んでくれた。
大事そうに額に入れて、部屋に飾ってくれている。
母宛に書いた手紙を出したかったからだ。
大きな郵便局で床は大理石だし、柱もアーチになっていて、まるで教会の様。趣があってとってもいい。しかし、中身は結構近代的で、日本のように番号札を取って、順番を待つ。
イタリアのカワイイ記念切手が欲しくて、シェフに聞いてもらったけど、郵便局の職員さんも”記念”切手がよく解らず、断念する。
帰国後、母はイタリアからの手紙だと言ってとっても喜んでくれた。
大事そうに額に入れて、部屋に飾ってくれている。
<サン・ジミニャーノへ>
シエナからバスに40分ほど乗って、今日はサン・ジミニャーノへと向かう。
細長い塔がたくさん立ち並ぶ街で、ちょっとした観光地だ。
日本からもオプションツアーで観光に来る人が、少数だけどいるらしく、シエナに来てから久しぶりに
日本人旅行者を見かけた。
サン・ジミニャーノと言えば、私が最初に覚えたワインの一つ。
「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」という白ワインで、とても有名な街。
ILGRAPPOLOのワインセラーには、「PANIZZI(パニッツイ)」という作り手のワインが入っている。
この小さな街を、1日のんびり散策する。
細長い塔がたくさん立ち並ぶ街で、ちょっとした観光地だ。
日本からもオプションツアーで観光に来る人が、少数だけどいるらしく、シエナに来てから久しぶりに
日本人旅行者を見かけた。
サン・ジミニャーノと言えば、私が最初に覚えたワインの一つ。
「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」という白ワインで、とても有名な街。
ILGRAPPOLOのワインセラーには、「PANIZZI(パニッツイ)」という作り手のワインが入っている。
この小さな街を、1日のんびり散策する。
<恒例のお店めぐり>
門をくぐってすぐの大通り。小さくて、いろんなお店が沢山ある。
ここは観光地なので、イタリアの修学旅行生の集団だとかで、結構な人通りだ。
”雑貨めぐり”は私たちの間では、もう恒例になっている。
シェフがこんなにも雑貨が大好きだとは、思ってもみなかった。いろんなものを見るのが好きらしい。
とっても楽しそうだ。
右のお店を覗き左のお店を覗き、ジグザクにお店を巡る。楽しいひと時。
時間を忘れて夢中になってしまう。
気が付くと、またランチの時間が終わりそうになってしまう。美味しそうなお店を探さないと
みんな閉まってしまう。
お店めぐりは危険で、とっても楽しい。
ここは観光地なので、イタリアの修学旅行生の集団だとかで、結構な人通りだ。
”雑貨めぐり”は私たちの間では、もう恒例になっている。
シェフがこんなにも雑貨が大好きだとは、思ってもみなかった。いろんなものを見るのが好きらしい。
とっても楽しそうだ。
右のお店を覗き左のお店を覗き、ジグザクにお店を巡る。楽しいひと時。
時間を忘れて夢中になってしまう。
気が付くと、またランチの時間が終わりそうになってしまう。美味しそうなお店を探さないと
みんな閉まってしまう。
お店めぐりは危険で、とっても楽しい。
<サンジミニャーノでランチ>
シェフが悩みに悩んで決めたお店は、外で食事ができるお店だった。
遠い昔に造られたレンガ積みの家に挟まれた、小さな路地にテーブルが置かれ、見上げると窓からカラフルな洗濯物が干されている。イタリアでは歴史的な遺産の中で、生活する風景があちらこちらで見られる。
歴史を感じながらのランチ。
ワイングラスも古代の飲み方で、陶器を使ったグラスらしい。
シェフは涼しげに、冷えた「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」を飲む。
トスカーナの郷土料理で、ILGRAPPOLOでもクリスマスディナーに登場する「Rebolitta(リヴォリータ)」というパンと豆の煮込みスープ。たっぷりかかったオリーブオイルが美味しい。パッパルデッレのイノシシのラグーソース、
鹿肉はしっかり柔らかく煮込まれていてどれも、とっても美味しかった。
そうそう、イタリアにいると気を付けていないと野菜が中々取れないので、鹿肉の付け合せ(Contorno(コントルノ))に、
ホウレン草のソテーも注文した。
とっても落ち着く場所で、イタリアの素敵なランチを堪能できた。
シェフはこのお店のとっても「革のメニューブック」にとっても興味を惹かれ、お店の人にどこで購入したのかなど、
いろいろ教えてもらっていた。
この街の入り口の革製品のお店で作ったらしく、帰りに寄ってみようということになり、大収穫の大満足で店を後にした。
遠い昔に造られたレンガ積みの家に挟まれた、小さな路地にテーブルが置かれ、見上げると窓からカラフルな洗濯物が干されている。イタリアでは歴史的な遺産の中で、生活する風景があちらこちらで見られる。
歴史を感じながらのランチ。
ワイングラスも古代の飲み方で、陶器を使ったグラスらしい。
シェフは涼しげに、冷えた「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」を飲む。
トスカーナの郷土料理で、ILGRAPPOLOでもクリスマスディナーに登場する「Rebolitta(リヴォリータ)」というパンと豆の煮込みスープ。たっぷりかかったオリーブオイルが美味しい。パッパルデッレのイノシシのラグーソース、
鹿肉はしっかり柔らかく煮込まれていてどれも、とっても美味しかった。
そうそう、イタリアにいると気を付けていないと野菜が中々取れないので、鹿肉の付け合せ(Contorno(コントルノ))に、
ホウレン草のソテーも注文した。
とっても落ち着く場所で、イタリアの素敵なランチを堪能できた。
シェフはこのお店のとっても「革のメニューブック」にとっても興味を惹かれ、お店の人にどこで購入したのかなど、
いろいろ教えてもらっていた。
この街の入り口の革製品のお店で作ったらしく、帰りに寄ってみようということになり、大収穫の大満足で店を後にした。
<塔に登る>
「塔の街」で有名なこの街に来ていながら、2人とも塔に登ることを忘れている。さほど興味がないせいかもしれない。せっかく来たのだからと、塔に登って上からの景色を眺めることにした。塔には興味がなくても、景色にはとっても興味がある。
フィレンツェに来ていながら、「ボッティチェッリ」にも「ミケレンジェロ」にもさほど興味がなく、美術館を素通りしてしまう私達はとっても気が合うと思う。
細い塔の中をグルグルとまわりながら登っていく。
塔の上からの景色は今まで見てきた色とはまた違う、イタリアの街の色をしていた。
遠くに見える自然は、何処も綺麗だ。
塔の上でのんびりしていると、耳にイヤホンマイクを付けた日本人観光客の一群と出くわしたが、ザワザワと慌ただしく景色と写真を楽しむと、5分もしないうちに下へ降りて行った。個人旅行っていいなと思う。
下に降りてきて、恒例のジェラートを食べる。サンジミニャーノには世界一になったジェラートのお店があるが、とっても混んでいるし、さほど興味もないので、近くのお店のジェラートを美味しくいただいた。
フィレンツェに来ていながら、「ボッティチェッリ」にも「ミケレンジェロ」にもさほど興味がなく、美術館を素通りしてしまう私達はとっても気が合うと思う。
細い塔の中をグルグルとまわりながら登っていく。
塔の上からの景色は今まで見てきた色とはまた違う、イタリアの街の色をしていた。
遠くに見える自然は、何処も綺麗だ。
塔の上でのんびりしていると、耳にイヤホンマイクを付けた日本人観光客の一群と出くわしたが、ザワザワと慌ただしく景色と写真を楽しむと、5分もしないうちに下へ降りて行った。個人旅行っていいなと思う。
下に降りてきて、恒例のジェラートを食べる。サンジミニャーノには世界一になったジェラートのお店があるが、とっても混んでいるし、さほど興味もないので、近くのお店のジェラートを美味しくいただいた。
<絵画>
絵画のお店に入った。
ILGRAPPOLOにも色々な絵画が季節によって掛けられている。シェフは絵が好きだ。
今回の旅でも色々な絵画を購入したが、このお店で気に入った絵画はとても大きかった。
イタリアの路地裏の庭に、カワイイ鉢植えのたくさん置いあり、ブーゲンビリアのアーチがかかる。
とっても素敵な絵だった。
壁一面に掛かった大きな絵画は、存在感たっぷり。お値段もずっしり・・。
シェフは持って帰ることをオーナーさんと相談している。イタリアから船で送るととっても時間が
かかるし、特に無事に届く保証もない。ここが一番のネックだ。
「買いたい~、欲しい・・。」「んん~。」と、ずいぶん悩んだ挙句にあきらめることにした。
どうしても欲しかったらまた来る。と言って店を後にした。とっても有意義な時間だった。
ILGRAPPOLOにも色々な絵画が季節によって掛けられている。シェフは絵が好きだ。
今回の旅でも色々な絵画を購入したが、このお店で気に入った絵画はとても大きかった。
イタリアの路地裏の庭に、カワイイ鉢植えのたくさん置いあり、ブーゲンビリアのアーチがかかる。
とっても素敵な絵だった。
壁一面に掛かった大きな絵画は、存在感たっぷり。お値段もずっしり・・。
シェフは持って帰ることをオーナーさんと相談している。イタリアから船で送るととっても時間が
かかるし、特に無事に届く保証もない。ここが一番のネックだ。
「買いたい~、欲しい・・。」「んん~。」と、ずいぶん悩んだ挙句にあきらめることにした。
どうしても欲しかったらまた来る。と言って店を後にした。とっても有意義な時間だった。
<シエナの要塞>
その後、いろんなお店を見ながら、沢山買い物をした。
街の入り口の革専門店でメニューブックを見に行ったが、特注だったらしく、置いていなかったが、日本から注文してくれれば、作って送ると言ってもらい、メールを教えてもらった。
帰りのバスは、10分ほど待っただけですぐに乗ることができた。少し早めにシエナへと戻る。
シエナへ戻ってきて、シェフが「連れて行ってあげたい所があるんだ!」と言って、シエナの城壁から見るシエナの街を見せてくれた。夕日を浴びるシエナ大聖堂の鐘楼がとても綺麗だった。
のんびりする、とっても贅沢な時間だ。
二人でゆっくり夕暮れの要塞を散歩して、ホテルへ戻った。
街の入り口の革専門店でメニューブックを見に行ったが、特注だったらしく、置いていなかったが、日本から注文してくれれば、作って送ると言ってもらい、メールを教えてもらった。
帰りのバスは、10分ほど待っただけですぐに乗ることができた。少し早めにシエナへと戻る。
シエナへ戻ってきて、シェフが「連れて行ってあげたい所があるんだ!」と言って、シエナの城壁から見るシエナの街を見せてくれた。夕日を浴びるシエナ大聖堂の鐘楼がとても綺麗だった。
のんびりする、とっても贅沢な時間だ。
二人でゆっくり夕暮れの要塞を散歩して、ホテルへ戻った。
<ルームナンバー>
ホテルに戻ると、カウンターで自分の部屋番号を言う。日本で覚えて来たイタリア語を使って、
「私の部屋の番号は27です!(ミア カーメラ ヌーメロ ベンティセッテ!)」※通じたけれど、本当は文法が違うらしい・・。
と、ホテルのおじさんに言うと、おじさんはとっても驚いて笑顔で「シィ!」と言ってくれた。
おじさんは部屋のカギを出しながら、シェフに「この子にイタリア語を教えたのか!」っととても嬉しそうに言っていたらしい。
おじさんと会話ができて、私も嬉しかった。
「私の部屋の番号は27です!(ミア カーメラ ヌーメロ ベンティセッテ!)」※通じたけれど、本当は文法が違うらしい・・。
と、ホテルのおじさんに言うと、おじさんはとっても驚いて笑顔で「シィ!」と言ってくれた。
おじさんは部屋のカギを出しながら、シェフに「この子にイタリア語を教えたのか!」っととても嬉しそうに言っていたらしい。
おじさんと会話ができて、私も嬉しかった。
<夜のカンポ広場>
ホテルに戻り、このまま眠りたい所だけれど、せっかくのシエナ最後の夜を満喫しなくては・・。
ということで、ホテルの人にお勧めのレストランを聞き、シエナ最後のディナーを楽しむことに。
日が暮れていくカンポ広場は、昼間と違って人も少なくなり、とっても落ち着いた風景に変わる。
周囲のお店に明かりが灯り始め、日が落ちていくにつれ幻想的になっていく。
シエナに宿泊しなければ、感じることのできないカンポ広場の夜を、2人でゆっくり楽しんだ。
ということで、ホテルの人にお勧めのレストランを聞き、シエナ最後のディナーを楽しむことに。
日が暮れていくカンポ広場は、昼間と違って人も少なくなり、とっても落ち着いた風景に変わる。
周囲のお店に明かりが灯り始め、日が落ちていくにつれ幻想的になっていく。
シエナに宿泊しなければ、感じることのできないカンポ広場の夜を、2人でゆっくり楽しんだ。
<シエナ最後のディナー>
カンポ広場の裏にある「TRATTORIA PAPEI」というお店。外にテントが張られているちょっと面白いお店。
ここにはとても面白くて、よく働くカメリエールさんがいた。日本語が話せるのだ。
日本人が来たことでとてもご機嫌らしく、メニューも日本語で事細かく教えてくれる。
ちょっとうざいくらいだけど、とっても楽しませてくれた。
彼の接客を見ていると、いろんなテーブルで、いろんな方法で、お客様を楽しませているようだった。
イタリア人は本当に楽しいことが大好きで、楽しませ上手、そして楽しむことが上手だなと思う。
彼は最後に、サービスで「濃いお酒とカントゥッチ」を私たちに出してくれた。
私はとっても嬉しくて、日本で覚えてきた「ご親切にどうもありがとう!!(グラッツェ モルト ジェンティーレ)」
と大きな声で叫んだ。
隣に座っていたおじさんが、私のイタリア語を聞いて、「んん~」と言って、とっても嬉しそうな笑顔で微笑んで
くれた。イタリア人は自分の国の言葉を使ってもらうのが、とっても嬉しいみたい。
お料理は、観光地らしくあまり印象に残らなかったが、シエナ最後のディナーで、イタリア人の心を感じた夜だった。
ここにはとても面白くて、よく働くカメリエールさんがいた。日本語が話せるのだ。
日本人が来たことでとてもご機嫌らしく、メニューも日本語で事細かく教えてくれる。
ちょっとうざいくらいだけど、とっても楽しませてくれた。
彼の接客を見ていると、いろんなテーブルで、いろんな方法で、お客様を楽しませているようだった。
イタリア人は本当に楽しいことが大好きで、楽しませ上手、そして楽しむことが上手だなと思う。
彼は最後に、サービスで「濃いお酒とカントゥッチ」を私たちに出してくれた。
私はとっても嬉しくて、日本で覚えてきた「ご親切にどうもありがとう!!(グラッツェ モルト ジェンティーレ)」
と大きな声で叫んだ。
隣に座っていたおじさんが、私のイタリア語を聞いて、「んん~」と言って、とっても嬉しそうな笑顔で微笑んで
くれた。イタリア人は自分の国の言葉を使ってもらうのが、とっても嬉しいみたい。
お料理は、観光地らしくあまり印象に残らなかったが、シエナ最後のディナーで、イタリア人の心を感じた夜だった。
イタリア料理 IL GRAPPOLO(イル グラッポロ) 住所:三重県津市博多町5-52 TEL&FAX:059-222-8820